〜 自分を信じる力 〜
2022年05月01日
ある飛行機の中であったお話。。
南アフリカからイギリス向かうある機上でのこと。
混んだ機内のエコノミー席で、白人女性が黒人男性の隣に座ることになりました。
白人女性は信じられない!とばかりに憤然と立ち上がると、
その場でCAを呼び出してこう言った。
「これはいったい何なの!」
「お客様、どういうことでしょう?」
CAは彼女に丁寧に聞いた。
「見ればわかるでしょ? 私を黒人の横の席にしているのよ。
私は到底承服できないのですぐにほかの席に変えてちょうだい!」
「お静かにお願いします。ただいま席があるかどうか確かめてまいりますので」
CAは答えた。
「お客様、あいにくエコノミー席に空席がございません。
機長にも相談しましたがビジネスクラスにも空きはないとのことでした。
ただ、ファーストクラスに一席だけ空きがございます」
その女性客は一瞬安心したような顔を見せたが、CAはそれに構わず話を続けた。
「私どもの会社では、エコノミーのお客様にファーストクラスへお移り願うことは
滅多にいたしません。けれど、状況を考えますとこんな方の隣にお客様が
お座りになるということは言語道断であると機長が申しております。」
そしてCAはおもむろに黒人の紳士の方に向きこう言った。
「お客様というわけですので、もしよろしければどうかお手荷物をおまとめください。
ファーストクラスにお席をご用意しております」
次の瞬間、ずっとこのやりとりに心を痛めていた周りの乗客が、
一斉に立ち上がり拍手喝采の音がそれに続いた。
だが、黒人男性は落ち着いた静かな声でこう制したという。
「お気遣いありがとう。しかし私はこの席で結構だ。
横に誰が座っていたところで私の誇り高い皮膚の色が汚れてしまうことはない。」
生きていれば、きっと色んな事があります。
この男性のように言われる筋合いの無いことや、
誹謗中傷を受けることもあるかもしれません。
そんな時、大事な事は「自分を信じること」です。
心の最後の砦の部分で、自分自身がしっかり自分を信じているか。
自分の事も信じていない人が、他人を信じることは出来ないといいます。
自分を信じるから「自信」が付き、自信がどんどん付いてくるから
「誇り」を持てるようになる。
人の基準でなく、決して頑固とか反省しないということでもなく
日々、自分で自信を持てる様な行動をしましょう!