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~ 日本の社会保険制度の歴史 ~

2013年06月03日

世界で最初の社会保険制度は、1880年代に創設された、ドイツの社会保険制度。
資本主義に必須の一要素である労働力の確保を目的とした労働者保険という
性格を強く持っていた。
しかし、20・21世紀の福祉国家においては、社会保険を中心とした社会保障の力で
国民の生活を守ること。それ自体が国の大きな役割の一つとなっていると言える。

当時、イギリスに比べて経済的に後進国であったドイツは、
急速に産業革命を進め経済的発展を図るために、労働運動を抑圧する必要があり
社会主義者鎮圧法が制定された。
その反面で、労働者にアメを与えること(福祉向上)とし、宰相・ビスマルクは、
1883年に疾病保険法、1884年に災害保険法、1889年に老齢疾病保険法を制定する
飴と鞭政策を採った。

日本で最初の社会保険制度は、1922年に制定された健康保険法により
1927年から発足した健康保険制度である。
日本の資本主義体制のもとでは、必然的に発生してくる貧富の差の拡大、
経済不況による失業者の増大等々の内部矛盾を和らげるため、
働者の生活安全対策として社会保険の必要性が高まり、
労働者を対象に健康保険制度が創設された。

その後、年金制度や労災保険と雇用構造の改善、労働者の能力開発・向上
その他労働者の福祉の増進のために雇用保険の創設となった。
そして、2000年に介護保険制度が施行された。

大きく分類すると、以下の様になる。

■会社員-健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働者災害補償保険(労災保険)
■公務員-共済組合(短期給付)、共済組合(長期給付)、退職手当、公務員災害補償
■船員-船員保険、厚生年金保険、
■自営業者等 自営業者等-国民健康保険、国民年金

中でも、医療保険は常に身近で利用率も高い。
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http://www.madameriri.com/2012/01/17/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AE%E4%BF%9D%E9%99%BA%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%82%92%E8%AA%87%E3%82%8B%E4%B8%BB%E8%A6%81%E5%9B%BD%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0/

各国の社会保険の制度は様々だ。色々だなあとうらやましい制度もある。
若い時は、社会保険の有り難さなんてあまり身近でなく考えない。
しかし、当たり前の制度で生きいていく為に絶対に欠かせない物だ。
衣食住&お金&保険・・・5要素だ。

まだまだ、もっと深く考えられる事がたくさんある。
明日からも、何かたくさん考えよう。

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