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~ お盆 ~

2013年08月14日


日本でのお盆の歴史は古く、お正月の行事と並ぶ二大行事として
大切にされてきました。
古来より、年に二度ご先祖さまが帰ってこられると信じられていました。
お正月とお盆です。

お盆のあいだは地獄にいる鬼たちも仕事を休むという伝説があります。
罪深き人が落ちるといわれる地獄の世界。その罪を攻める鬼たちも
お盆だけはお休みということで、地獄に落とされた罪人たちも
お盆だけはゆっくりとできるということです。
現実社会に言い換えれば、どんなに苦しいことがあっても、
必ず救いはあるということです。厳しい世の中ですが、
前向きに生きていこうという教えなのかもしれません。

また、お盆には普段集まることのない親戚が集まります。
ご先祖を中心として、このような機会が年に一度でもあることは
良い習慣かもしれません。

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そして、終戦記念日。。。
曰く、「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、以て万世の為に太平を開かんと欲す。…」

第二次世界大戦は、1945年(昭和20年)年8月に入って、広島・長崎へ原爆を
投下されたことで、日本は完全に戦う力がなくなり、これ以上犠牲者を増やさないために、
8月15日の日正午、日本の降伏条件などを定めた連合国側のポツダム宣言を受諾したことを、
昭和天皇がラジオ放送を通して発表し、戦争が終わったことを国民に知らせました。

ポツダム宣言の受諾可否をめぐる御前会議は、8月9日午後2時に始まり、
12時間経っても結論が出なかったと言います。
通常の御前会議は「事前に発言者も発言内容も結論も決まった上」開かれた形式的なもので
この日はまったく異例な事。
最後の御前会議は8月12~14日に数十時間開かれ、14日午前10時過ぎに、
やっと終戦宣言のご詔勅内容が決まったと言う。

このような経過だったので恐らく「月遅れのお盆」に合わせると言うことより、
連合国側に返答を迫られて15日になったとの事。

『お盆までには・・・』という気持ちがあったかも知れません。
・・・人は重大事を決定したり発表する為には『精神的区切り』がないと
踏み切れない弱さが多いように思います。

お盆は、今の現状を振り返り、自分の先祖を振り返り、日本の歴史を振る大切な
お休みかも知れません。

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