2017年07月30日
黄金律とは、多くの宗教や哲学において説かれている
「人にしてもらいたいと思うようなことを自らしなさい」という教え・規律・ルールの事。
■キリスト教
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」
■ 孔子(論語)
「己の欲せざるところ、他に施すことなかれ」
■ ユダヤ教
「あなたにとって好ましくないことをあなたの隣人に対してするな。」
「自分が嫌なことは、ほかのだれにもしてはならない」
■ イスラム教
「自分が人から危害を受けたくなければ、誰にも危害を加えないことである。」
■ ヒンドゥー教
「人が他人からしてもらいたくないと思ういかなることも他人にしてはいけない」
世界各国宗教は異なっても、同じ原理原則を説いているからこそ、
万人に広く言い伝えられてきた「価値ある貴重な規律」
信仰心の有無以前、「人として」の部分を諭したこの規律が「黄金律」という事。
ただ、それぞれの教えに微妙な違いに気付いてもらえたでしょうか?
決定的な違いは、「肯定(しなさい)」と「否定(してはならない)」
双方は表裏一体で、どちらも重要。
双方を合わせて「黄金律」と呼ぶのが一般的みたいですが、
一方で、「肯定(しなさい)」を黄金律(金の教訓・教え)
「否定(してはならない)」を銀の教訓・教えと、分けて呼ぶ事もあるみたいです。
金と銀。。。
当然「金」の方が格上に映るが、信仰心とは疎遠な日常生活を顧みる限り、
意外に「銀の教訓・教え」に接する機会の方が多いようにも感じます。
現代は個性の時代。人との関わりが希薄になりつつある現代。
ざっくばらんに言えば、隣の人が何を考えているのか全く分からなくなってしまった時代。
自身の日常を振り返ってみると、やはり自分中心になりがちで
実際に「人にしてもらいたいことを自らしているか」と尋ねられると、
なかなか答えに窮するものです。
ただ仕事でシンプルに考えると、失敗してしまった事にはまず”素直に謝る”
”対応や物の言い方を相手の気持ちに寄り添う。反省する。”
”出来る事は何か考え行動する” ”安心して頂ける様に報告する”
そして、同じ失敗を繰り返さない。
反省ばかりでなく、色んな未来をどうして行きたいか信念を持つ。
理想は分かっていても現実は…に、負けない心を養いたいです。
koko