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~ 人材業界 100年史  ~

2018年03月25日


歴史を辿ると、1880年代に新聞広告の一分野として生まれた求人広告。。
新聞広告の多くは「営業社員募集、委細面談」という感じの3行程度の広告。
そこから徐々に求人専門情報誌に市場が移行して行く。

1980年以降、バブル景気の影響もあり、情報誌はアルバイト専門や女性専門、
技術者専門、技能・サービス職専門などに細分化。その当時はペーパーメディア
全盛期。求職者への情報流通が、書店や駅売店、コンビニエンスストアに限定され
数百円で情報誌を買うという時代。
2003年頃には情報誌の反響数をインターネットが追い抜くスピード感。

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そして、中途採用市場において見逃せない21世紀以降の変化は、
1999年の有料職業紹介事業の規制緩和。
人材紹介サービスは、なんと江戸時代から存在していた。。
参勤交代や、武家の次男以降の仕事を斡旋するために発達したと言われている。

ただ、日本国内の職業安定政策だけでは、市場をコントロールすることが難しく
長らく採用側起点に成長してきた業界だが、求職者起点となっている現在。

これからも企業が取り巻く採用・人材管理環境への課題は増えて行く。
そのなかで人材ビジネスが与える価値も変化し続けていくことが大切。

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日本の人事は海外に比べ5年は遅れている、という声を聞いたりするが、
この差はいつ頃から開いていったのか。。。
欧米は国の成り立ちとして様々な国から移民が入ってきている中で、
人の活用や組織運営に対して研究する文化がある事に対し、
日本は同一性が非常に強く、現在でも「終身雇用/年功序列」をベースとした
人事の仕組みがまだまだ多く見られる。

今後も続いていく人材難を前に、企業が取り巻く採用・人材管理環境への
課題は増えて行く中で、人材ビジネスが与える価値も変化し続けていくことが必修。
求人企業様と求職者の方の距離が少しでも縮まる様に、日々色んな情報を仕入れ
頼りにして頂ける様に、努めていく事を心して行きたいと思います。

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