2017年11月19日
例年のこととは言え、自宅に生命保険料控除証明書やらが届き、
職場で年末調整の用紙等が配布されると…
もうそんな時期か、1年早いなー・・・と、感じる季節ですね。。
さてさて、「103万円の壁」と「130万円の壁」。
ヒューマン・キャピタル・マネージメントでも扶養枠内でバリバリと
お仕事される主婦の方がたくさんいらっしゃいます。
年末調整と密接に関係している「壁」は次のうちどれに当てはまるでしょうか。。
1.両方 2.103万円の壁 3.130万円の壁
1の「両方」と答えられた方が案外多いのでは??
“年末調整と密接に”という観点からすれば、答えは、2の「103万円の壁」
●103万円の壁は、税金(所得税)面での扶養範囲を指し原則として、
毎年1月~12月の『収入確定額』によって判断されるものです。
●130万円の壁は、社会保険(年金、健康保険)面での扶養範囲を指し、
原則として、今後の収入が恒常的に年収130万円(月収108,334円)以上と
なるかどうかの『収入見込額』によって判断されるものです。
103万円は厳格、130万円は曖昧な印象です。
この2つについて、代表的な質問!!
◎扶養に関する「103万円」「130万円」に交通費は含まれる?含まれない?
まず、103万円。
こちらは交通費(非課税分のみ)は含みません。いわゆる課税所得が対象。
次に、130万円。
こちらは交通費(課税・非課税とも)を含みます。ざっくり言えば総支給額。
しかし、2018年1月以降、この「103万円の壁」がなくなり、上限金額が
「150万円」となることが決まり、「150万の壁」とどのように向かい合っていくのか、
働き方がどのようになるのか・・・。
細かく色々と気になる方も多くなってくると思います。
ヒューマン・キャピタル・マネージメントでも、企業様・スタッフさんとご相談しながら
疑問や不安を解消して行けたらと思います。
koko
※以上「一般的」「原則的」な内容に基づいていますが、それぞれ例外規定や
個別の諸条件等も多岐に渡りますので、不安な方は税務署又は年金事務所迄
ご確認頂くのもひとつ方法です。