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~ 方向性は同じで、個性を活かす ~

2020年03月02日


もし人間がみんな同じ顔をして、同じことしかしていなければ気味が悪い。
色々な人がいて、いろいろなことを考えて、色々なことをしている。
誰ひとり同じ人間はいない。百花繚乱という言葉がありそれが自然の姿というもの。

松下幸之助さんは、次のように言っていた。

「会社でもそうやな。従業員にいろいろな人がいないとあかんわけや。
同じ人ばかりでは、全体として面白くない。それに会社としても強くなれない。」

「昔話で桃太郎というのがあるやろ。猿とキジと犬。みんな違うわね。
違うから、それぞれの役割が生まれ、違うから鬼退治ができたわけやね。
それと同じように、会社にもいろんな人がいないとあかんな。まあ個性を持ったというか、
特徴を持ったというか、そういう人の集まりにすることが大事といえるね。」

戦国武将の武田信玄は、生涯自国に城というものを築かず、
「人は石垣、人は城」という考えに徹して人を重視し人を最大限に活かして地歩を築いた。
人を使うについてこういうことを言っている。

「自分は部下に釣り合いということを考えている。たとえば馬場信房は寡言で気位が高い。
だから、よくしゃべり物事をてきぱきとやる内藤昌信と組ませる。山県昌景は性急で、
敵を見ると自分の軍勢だけでも攻めかかるようなところがある。そこで高坂昌信のように、
まずじっくり考えてから行動する者と一緒に働かせる。強情な者には柔和な者を組ませれば、
水と火とが物を煮るようにうまくいくものだ」

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組み合わせが重要・・・・
ただし重要なのは、会社のルールをしっかり意識し同じ方向を向く。

ひとつの方向があるから、はじめて個性が発揮できる。
会社でいえばそれが経営方針であり、基本理念ということになる。
会社に経営理念があって、それがビシッと一本、社員の中に通っていればこそ、
はじめてみんなそれぞれに個性を発揮できる余地が生まれてくる。

桃太郎もはじめは、一人で鬼退治に行こうとしていた。
しかし、旅の途中で、犬・猿・キジと出会い、きびだんごを渡して仲間になってもらいます。
桃太郎はその三匹の力を借りて、それぞれの役割を十分に発揮して鬼退治に見事成功する。

今の場所で、自分から何か変えれる事は無いか?自分の立場は?すべき事は?
先ずはそう考える自分、そして自分の周りに1人でもそんな人が多くいる事が
幸せに近付けるチャンスなんだと思います。

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