2018年06月25日
日々、お仕事をしている【会社】について考えて見ましょう。
ある企業様で、こんな話をお聞きしました。
会社は、物を買うことも所有することも出来る。そして、場所を借りることもできます。
会社は法律によって人と同じ権利を与えられています。だから【法人】と言う。
会社が社会に存在することを許されているのは、事業を通じて社会の役に立つからです。
登記さえ済ませば、あとは勝手に儲けていいですよ、ということではない。
学校は【人を創る】目的をもち、医療機関は、患者さんの病気を治すことによって、
社会の役に立っています。あらゆる組織は、何らかの形でお客様に喜んでもらえるからこそ
存在することがで出来ている。会社もそれぞれの事業を通してお客様のために存在しています。
自分の所属する企業は、具体的に何をもって社会の役に立つ会社なのか。。。
それは「使命は何か」です。
「もっと知名度を上げる」とか、「業界で一番有名になる」「売上何億円にする」
それは使命ではない。使命とは「社会の役に立てる具体的な何か」
多くの会社が経営理念や使命を掲げながら、売上や会社の規模を大きくしていくことに
頭を持って行かれてしまい、使命はただの飾り物になっている。
使命が組織で共有されていなければ、一人ひとりの力はバラバラになり、
本来持つ力を発揮することが出来ず、行き詰まってくる。
あなたは何のために働いていますか? こう尋ねたら、なんて答えるでしょうか?
人は、お金以外に頑張る理由が必要で、価値ある使命があるからこそ、その仕事に
価値を見出せる。
仕事はいいことばかりではありません。むしろ辛く苦しいことの方が多い。
会社が大きいからとか、会社が有名だからとか、社長に憧れたからとか、
条件がいいからといった理由だけで入社した人は、仕事が大変になると
他の会社に目がいってしまい、力を発揮してくれない。
使命に共感して仕事をしてくれているからこそ、たとえ辛い時があっても、
使命に向けて自らの意思で全力を尽くしてくれます。
使命とは事業の存続に関わる重要なものなのです。喜んでもらえる人を増やしていくためにも、
事業の繁栄のためにも仕事をしてくれている人の為にも、「使命は何か」という問いを共有し、
共通の考えを確定させる事が大切・・・。
ヒューマン・キャピタル・マネージメントでお仕事させて頂いている私は、
人の力を必要としている企業様、仕事を探している方と向き合う、そんな仕事に
携わらせて頂いている日々です。。
社会の役に立つ会社とは・・・との気持ちを、一番忘れては行けない大切な事だと
最認識した時間でした。
koko